みいのゆる暮らし|マイノリティ主婦の雑記ブログ

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《発達ゆっくりさん》今年の運動会を振り返って思うこと。娘らしさが見えてきた2023年。

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運動会が無事(?)に終わった…!

 

発達ゆっくり…というか、色々と敏感だったりこだわりのある娘。

大きい行事(特に保護者がたくさん集まる系)は観ているこちらもめちゃくちゃハラハラしています…!

 

他の子の参観の邪魔になっていないかな?

 

行事の進行の妨げをしていないかな?

 

もちろん行事に参加している本人が一番がんばっているとは思うのですが、私や旦那が願っているのは

 

皆が楽しく参加できる行事であって欲しい

 

ということ…。

 

それは私や旦那、娘だけでなく他のお子さんとその保護者の方も含めてです。

 

🐰がいて楽しくなくなっちゃった、なんて事にはしたくない…!

 

でも悲しいかな、そんな親の気持ちだけでは娘が進行通りに動くのは難しくて…。

 

普段の保育室での生活とは違った流れや、いつもはいない保護者が沢山いることに対してどうしても苦手意識が大きくなってしまうようなのです。

 

療育の先生からは

「参加することに意味があるからなるべく参加して欲しい!」

 

という強い要望も頂いていたので…

 

とにかく事前準備で出来る所は準備&根回しをしまくって、娘が運動会の練習を頑張っている間に母は影で暗躍していたのでした(⁠•⁠ ⁠▽⁠ ⁠•⁠;⁠)

 

 

 

“あの時こうしておけば…”を無くしたくて、事前に母がやったこと

 

 

“何も準備しなければ後悔する”

…ということだけは分かっていたので、事前に準備できることはしてしまおうと娘が利用できる相談先には全て行きました。

 

使える制度はしっかり使うのが我が家の方針。

 

今の娘の状況で利用できる制度を確認して、園の先生と相談しながら運動会の準備を進めていきました。

 

保育所等訪問支援の申請  

 

娘が苦手としていることや、園の先生が娘にやって欲しいことをどう伝えたら娘が理解しやすくなるのか(伝わりやすい指示の仕方ですね)…

私が日頃の娘との関わりから分かっていることを先生に伝えても、どうしても上手く伝わらないのです。

 

お母さんだから出来るんですね🥺って返されるのが地味に辛かったんだよね…

 

それならと、発達により詳しい専門の先生を園に派遣してもらえないかと、まずは市役所に保育所等訪問支援の申請を行いました。

 

保育所等訪問支援とは
    児童福祉法に基づくサービスで、保育園や幼稚園、小学校など、普段通っている施設に児童発達支援の専門知識のある支援員が訪問し、集団生活への適応をサポートする取り組みです。保護者が市に申請することで受給者証が交付され、事業所と契約することで支援員が子どもの通っている施設に派遣され、子どもが楽しく園生活を送れるようにアドバイスをしてくれたり、保護者と共に成長過程の共有をしてもらいます。

 

保育所等訪問支援は、障害や発達に気がかりのあるお子さんが周りのお子さんと別々の場所で支援を受ける従来の方法ではなく、身近な地域の中で学んだり遊んだりしながら一緒に育っていく…というインクルーシブ教育を推進するために、2012年4月の「児童福祉法」改正により創設された制度です。

 

インクルーシブ教育は海外…特に北欧では盛んに行われている取り組みだね

この制度の良いと感じた部分は

  • 専門知識のある先生が園に直接訪問をしてくれる
  • 園の先生だけでなく、保護者も支援の対象になっている(困りごとの解決方法を一緒に考えてくれる)
  • 毎月1〜2回の訪問をしてくれるので(回数は市と要相談)、娘の苦手な所、得意な所を担任の先生にその都度アドバイスしてもらえる→娘のことをより深く分かってもらえるようになる

…ということ。

 

2学期は運動会の他にも、遠足やお遊戯会など普段の生活とは異なる行事が沢山あります。

 

周りのお友達と一緒に皆が楽しく行事に臨むためにはどう工夫したら良いのか、専門の先生のアドバイスを参考にしながら園の先生方と考えていく体制を整えました。

 

支援会議の設定  

 

月1で専門の支援員さんに園に訪問してもらい、娘への指示の伝え方、娘が理解しやすい説明の仕方などを担任の先生にアドバイスしてもらいました。

 

ただ、園の先生と支援員さん、私の三者が集まって話をする機会がなく、連携がし辛いなと感じる面もあり…

 

全員の顔合わせと運動会への参加にあたって流れの確認、保護者の要望を改めて伝えること、園の困りごとの確認、児童発達支援施設での様子の共有…を目的とした支援会議を開くことになりました。

 

支援会議とは
    支援会議は、子どもやその保護者の願いや目標など望んでいる支援の内容を、本人(子ども)と関わりのある機関の担当者同士で共有し、一緒にその年の目標や支援の内容について話し合う場になります。

 

運動会の練習が始まって間もない頃だったので、練習の様子や課題に感じていることなどを園の先生方から改めて伺って、その課題をどう解決していくか、本人や周りが楽しく行事に取り組めるように当日の流れやサポートの仕方を確認しあいました。

 

当日慌てないように、運動会の流れを詳しく確認できたのでかなり助かりました…!

 

会議で確認できたことは

  • 慣れない環境で練習通りの力が発揮できないかもしれないが、楽しく参加をすることを一番の目標にする。
  • 補助の先生がサポートに付いて競技に参加する
  • 場所に慣れるために早めに会場に向かうようにする
  • 競技の流れが覚えられればスムーズに参加できることが多いので、練習も本番と同じような流れで行う

こだわりや本人のルールは比較的強い方の娘ですが、事前に相談をかなりさせてもらったことで、園も行事に参加させることに対してかなり前向きに話を進めてくれました。

 

これについては特性のある子どもに対する地域の取り組み方も大きく反映されている気がするけれど…とにかく自分が動いたことで娘にあった行事の参加の方法が見えてきて嬉しかったな

 

ついに本番当日!

 

とりあえず、自分にできる限りの支援はしたつもりです。

(これが正解かは分からないけど…)

 

後は先生方と娘と楽しく運動会を過ごすことだけ。支援会議で確認した通り、当日は人が大勢集まる前に、少し早めに会場へ向かいました。

 

会場に到着!人が集まっていくのにビビる娘。  

 

いちおう前日には

「明日は運動会だよ〜。先生やお友達と遊ぶよ〜。」

 

…とやんわりと伝えておいて、朝まではご機嫌で会場に向かうことができました。

 

しかし会場に入って数分、少しずつ人が集まって行くのに不安になっていく娘…。

 

あ、これは未就園児教室の時と同じ反応だね…😇

 

珍しく私と旦那の腕を引っ張って会場から離れようと訴える🐰ちゃん。

心なしか少し焦っているみたい。

 

わかるよ、でも…🐰が思っているような怖い場所じゃないから!

 

まだ開始時間より間があったので、会場の入り口付近でとりあえず抱っこ。

落ち着いてきた頃に優しく話しかけてみます。

 

運動会のために皆が作った可愛い装飾のこと。

先生やクラスのお友達が皆いること。

いつも練習していたかけっこやダンスをこれからやること…。

 

娘が分かるような簡単な言葉でそれとなく伝えて、抱っこのまま会場の中を探索することにしました。

 

知らない人も沢山いるけど、クラスの仲間もいる、私も近くで見てる、先生もいる…絶対大丈夫!!

 

抱っこから少しずつ自分で歩けるようになったタイミングでクラスの所へ向かいました。

 

直前までママの近くでだったけど…楽しみながら参加ができました  

 

本来はクラスの先生に子供を預けたら保護者席で観る流れだったのですが…娘はどうしても私が近くにいてほしいみたい。

 

担任の先生と相談して、競技の直前までは側にいてあげて、競技に参加する時に離れることにしました。

 

ひとつでも参加できるところがあればラッキーって気持ちでいよう…!

 

かけっこの順番が近づいて、娘を補助の先生に託してゴールテープ側の保護者席へ向かいます。

 

娘は私が手を振っているのが見えたのか、フライングダッシュ(⁠;⁠^⁠ω⁠^⁠)

補助の先生が上手くサポートしてくださり、よーいどん!の声掛けで一気にゴールまで走っていくことができました…!!

 

ちゃんと走ってる…!しかも笑ってる…!!嬉しすぎる……🥲✨!!

 

ゴールで待っていた先生たちに

 

「がんばったねー!すごいねー!!」

 

…と沢山褒めてもらっていて、その姿にも泣けてきました。

 

娘が頑張れたのは、娘の力だけじゃなくて…周りのサポートしてくれる人たちの力がものすごく大きかったなあ…🥲

 

その後のダンスや親子競技も先生にフォローしてもらいながら全て参加。

苦手な競技は恥ずかしがってしまう場面もありましたが…ダンスは笑顔で踊ってくれたりと、本当によく頑張ってくれました。

 

まとめ

 

他の保護者の方に比べて、やることの多い運動会でしたが…写真もそれなりに撮れて、🐰も大泣きしたりパニックになったりせずに楽しく参加することができました。

 

ここまでフォローしてくれた支援員さんや園の先生方には感謝の気持ちでいっぱいです。

 

事前に相談先を増やして相談することで、園の先生だけでは気づかなかったフォローの仕方がわかったのもとても良かったと思います。

 

また来年は競技の内容が変わってくるのでどう参加させるか話し合いが必要になってくると思いますが…

こんな発達ゆっくりさんの行事の参加の方法もあるよ、ということで、少しでもお役に立てていたら嬉しいです。

 

あくまで我が家は一例に過ぎませんが…我が子の発達に合わせた行事の参加方法を一緒に考えてくださった地域の方々に沢山ありがとうと伝えたいです🥲✨

 

そんな我が家の運動会でした。

 

(余談ですが…🐰はかけっこ系は割と得意、ダンスは好きだけど本番は恥ずかしがってしまうタイプ…というのが分かりました😅)

 

 

最後までご覧下さりありがとうございました!